自分の給料の手取額を把握している人は多いと思いますが、
給料明細をちゃんと見て内容を把握している人は少ないようです。
給料明細ちゃんと見てますか?
給料とは基本的に、下に書いたような内訳になっています。
給料明細
差引支給額=給料-控除
あまり気にして見たことの無い方の為に給料明細について簡単に紹介します。
基本給
基本給とは、あなたが会社から貰える毎月決まった金額のことです。
会社によって、毎月完全に同じ基本給を貰える場合と、働いた日数で貰える給料が若干変動する場合があります。
後者の場合は、ゴールデンウィーク、お盆休み、年末などで稼働日が少ない日は給料が低くなると言うことがあります。
会社の業績が悪くない場合は年に1回昇給があるのが一般的で、年に数千円の昇給が望めます。
手当
手当とは、基本給に上乗せされる給料で働く条件がかわることで変動することもあります。
会社によって手当てが支給されないこともありますが、時間外手当以外は会社として支払う義務は無いので
実際に貰える手当ては会社によって違いがあります。
時間外手当 | 残業、休日出勤などの所定の勤務時間を越えた分を支給 |
通勤手当 | 通勤にかかる交通費を支給 |
住宅手当 | 住宅費用の一部を支給 |
家族手当 | 家族の居る人に対する手当てを支給 |
その他手当 | 資格手当、出張手当などを支給 |
差引支給額
給料明細には、手取りと書いてあることはありません。
手取りではなく、差引支給額と書いてあります。
税金や、健康保険、厚生年金などが給料から差し引かれて
実際に口座に振り込まれる金額が手取り(差引支給額)になります。
控除
控除とは給料から差し引かれるものを意味します。
控除と言う言葉を見ると年末調整を思い出す方も多いと思います。
年末調整の控除とは意味合いが違うのでその点について紹介します。
給料からの控除
給料からの控除は健康保険、年金、住民税、所得税などが引かれます。
この中の健康保険と厚生年金は、自分の給料から引かれている金額と同じ金額を会社が負担してくれているのです。
税の控除
税の控除が皆さんも年末によく目にする控除です。
よく意味もわからずに年末調整を毎年記入しているかたもいると思います。
年末調整で自分の加入している生命保険を記入する理由は、個人の負担額を減らす為です。
生命保険は、必要な経費なので税金を優遇しましょうということです。
まとめ
・給料明細は、給料、控除、差引支給額が記入されている。
・給料から差し引かれている健康保険、厚生年金は会社が半分負担してくれている。